金融に興味を持つ人が増えている昨今、FPの資格取得を考える人も多いのではないでしょうか。
私も1年前にFP2級を受験し合格しました(日本FP協会実施)。
FPの試験は勉強法を間違えなければ合格のハードルはそれほど高くありません。
ここでは合格に至った勉強法をご紹介するので、今後受験する人の参考になれば幸いです。
私がFPの資格勉強で行ったことは以下の2つです。
①テキストを一通り読む
②過去問を繰り返し解く
多くのことに取り組む必要は無く、上記2点に取り組めば合格ラインは十分に超えることができます。
それぞれ解説していきます。
ステップ①テキストを一通り読む
まずは市販のテキストを通読し、全体像を掴みます。
FPは章ごとに内容が独立しているので、どこから読んでも構いません。
特にこだわりが無ければ1章から順番に読めば良いです。
私は滝澤ななみさんのテキストを買いましたが、どのテキストも大差は無いので何でも良いと思います。
全体像を掴むことが大事なので、細かい部分には拘らずとにかくスピードを意識して早めに読み切りましょう。
読むというよりも「眺める」という表現が正しいくらい軽く見る程度で構いません。
FPのテキストは数字がいっぱい書かれているのでマジメに読むと疲れてやる気が出なくなってしまいます。
目安としては3日以内、長くても1週間以内には読み切りましょう。
読み終えたら次のステップに進みます。
ステップ②過去問を繰り返し解く
この時点ではテキストを眺めただけで知識はほとんど頭に入っていませんが、それでOKです。
さっそく過去問に取り組みましょう。過去問は本屋で買う必要は無く、ネットにアップされています。私は過去問道場というサイトで直近の3回分だけを繰り返し解きました。
私が受験したのは2021年9月実施試験ですが、2021年5月・2021年1月・2021年9月の3回分を学科と実技でひたすら繰り返し解きました。
過去問を実際にやってみると、おそらく最初のうちはほとんど解けないと思います。
(4択問題なので当たるには当たるかもしれませんが)
最初は間違いだらけで良くて、とにかく解き進めます。
分からないところは潔く解説を読んで、次に進めましょう。
解説を読んでよく分からない場合でも、次に進んでOKです。
この時点では正答率を気にする必要は無く、むしろ間違えることで記憶に残りやすくなります。
過去問を3回くらい繰り返すと、徐々に正答率が上がり8〜9割程度取れるようになります。
できれば9割以上の正答率を確保できるレベルにまで仕上げましょう。
ここまで来ればもう合格レベルに達しているので、あとは試験本番に臨むだけです。
1日にどれだけ勉強時間を確保できるかにもよりますが、1ヶ月程度あれば合格レベルに到達することができると思います。
過去問は直近の3回分だけで十分なのか?
過去問をやれば良い、というのは何となく分かるかもしれませんが、実際にどこまで遡るべきなのか迷う方もいるでしょう。
私の体験談から言うと、直近3回分を解くだけで十分です。
理由は大きく2つあって、
・取り組む量が多過ぎるとやる気が出ないし、記憶効率が悪くなる。
・法改正によって控除額や税率が変わっている可能性がある。
私も過去問をどこまで解けば良いのかよく分からず色々調べましたが、3回という説が多かったので信じてみました。実際にそれで合格したので、間違いではなかったと思います。
FPに限らずですが、どんな試験においても過去問に取り組むことは大事です。
私はFP2級以外の試験も基本的に過去問研究で突破しています。
これからFP取得を目指すという方はぜひご参考にして下さい。
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