私は高校卒業後に1年間の浪人生活を送り、そこで成績を大幅に上げることができたおかげで無事に第1志望の大学に合格しました。
当時を振り返ってみて、成績を上げるためにやっておいて良かったと思うことがあります。
携帯電話を手放した浪人時代
私は浪人を開始した4月に、受験が終わるまで携帯電話を使用しないことを決意しました。
当時はスマホが普及し始める段階で、まだほとんどの人がガラケーの時代でした。
ガラケーといっても、友人とやり取りをしたりゲームをしたりすることができるので、勉強を妨げるだけの誘惑としては十分な機能を持っていました。
当時は浪人が開始する4月だったこともあり、その勢いで携帯電話をクローゼットの奥の方にしまって自分の視界に入らないようにしました。
最初は慣れませんでしたが、携帯電話が無くても不自由しないことに気づき、結果的に受験が終わるまでの1年間はクローゼットに入れた携帯電話を取り出すことはありませんでした。
携帯電話を使わないようにしたおかげで受験勉強に集中することができました。
携帯電話が手元にあると、少しヒマになるとすぐ開いて時間があっという間に過ぎてしまいますが、私は携帯電話を触るという選択肢を無くしたことで勉強漬けの生活を送ることができました。
スマホを手放せば他の受験生に差をつけることができる
私が受験生の頃はまだ携帯電話というレベルでしたが、今は全員がスマホを所有する時代です。
以前に比べると遥かに誘惑になり得るコンテンツが多いので、今の受験生は大変だなと思います。
一方で、多くの受験生がスマホを所有しているということは、逆にスマホを手放すと他の受験生に大きな差をつけることができるはずです。
もちろん解答方法を調べる等、スマホを使った勉強ができるというメリットがあるかもしれませんが、それよりも誘惑に負けて勉強しなくなるというデメリットの方が遥かに大きいです。
勉強はできる限りスマホを使わず参考書のような紙ベースで行い、100歩譲ってもパソコンで調べ物をするようにしましょう。
たまの息抜きにスマホを使いたいという気持ちもあるかもしれませんが、スマホは画面を眺めるだけでも脳が疲れてしまうので休んだことにならず、むしろその後の勉強に悪影響を及ぼします。
読書や運動など、スマホを使わない気分転換を用意しておきましょう。
自力で我慢することができない人におすすめのアイテム
とは言っても、いきなりスマホの使用を完全に中止することは多くの人にとって難しいことでしょう。
私はかなり強い意志を持って受験勉強に臨んだので我慢することができましたが、なかなか簡単にできることではありません。
そのような人には、タイムロッキングコンテナというアイテムがおすすめです。
これはスマホを中に入れてタイマーをセットすると決めた時間になるまでスマホを取り出せないというもので、私は今も在宅勤務時によく使用しています。
朝のうちにこのコンテナにスマホを入れて、夜になるまで取り出さないようにすれば昼間は受験勉強に集中することができます。
環境づくりも大事な戦略
私は受験勉強では戦略が大事だと思っていますが、自分が勉強に集中できる環境を作ることも戦略の一環だと考えます。
誘惑を我慢し続けるのは難しいことですが、自分の目標に向かって苦労するという時期が人生の中で1度はあっても良いのではないでしょうか。
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